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進学塾ena合宿祭り|年間の合宿スケジュールと内容を解説

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中学受験塾の異端児、夏の22泊合宿で話題になった進学塾ena。

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賛否両論あった22泊合宿をバネに、いよいよ通期での合宿カリキュラムを発表しました。

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合宿年間スケジュール

自社の合宿場を持っている唯一の中学受験塾であるena、当然のことながら、その合宿場(設備)をフルに活用した戦略を取ってきています。

26年度の合宿は、学校休業シーズンだけでなく、土日祝日も合宿を開催してきています。

合宿の内容

今回、正式に発表された合宿は大きく3つのカテゴリーに分類されています。以降ではそれらカテゴリーと、そこに含まれる合宿の概要について説明します。

超長期合宿

学校休業シーズン(いわゆる春休み、夏休み、冬休み)に行われる合宿です。

25年度8月に話題となった22泊の夏期合宿は、このカテゴリーに分類されます。

超長期合宿の対象は小6になります。

いずれの合宿も1週間以上と定められておりますが、それぞれの合宿で宿泊数が異なります。(公式パンフレットでは各合宿の詳細は公開されていません)

現時点でわかっているのは、過去行った合宿の内容だけです。
25年度の夏期合宿については別記事で解説しているので、興味がある方はご覧ください。

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なお、現時点で、この超長期合宿は、春夏秋冬それぞれ1回開催されると告知がされているのですが、秋に1週間以上の合宿をどの期間で実施するのか?は、謎に包まれたままです。

長期合宿

こちらは、従来、学校休業シーズン(いわゆる夏休み、冬休み)に行われていた約1週間(3泊4日~5泊6日)の合宿です。

他塾で行っている夏期合宿でさえ、3泊4日ということが多いので、長期合宿というカテゴリーになっていると思われます。

長期合宿の対象は主に小6で、夏期合宿のみ小4、小5も加わります。

実施時期開催されている合宿
5月(GW)GW合宿
8月夏期合宿
12~1月正月合宿
6、9、10月学校別合宿

長期合宿の中でも、まだベールに包まれているのは、学校別合宿です。

名称から、志望校別の対策を行う合宿だと想像ができますが、その開催日程が未公表です。

9月開催分はシルバーウィークに開催されるものと思われますが、それ以外の開催月については、まとまった休みがない中でどういった開催を想定しているのか、現時点ではわかりません。

週末合宿

25年度から正式にカテゴリーとして発表されたもので、名称のとおり、土日祝日の中で開催される合宿です。1年間通じて開催されています。

週末合宿の対象は小4、小5になります。(一部小3、小6で参加可)

実施時期開催されている合宿
3~5月勉強合宿:記述力強化合宿
体験合宿:春期自然体験合宿、科学研究合宿
6~7月勉強合宿:記述力強化合宿、算数強化合宿
9~12月勉強合宿:記述力強化合宿、算数強化合宿、私立中対策合宿 
体験合宿:秋期自然体験合宿、イングリッシュキャンプ、冬期自然体験合宿、科学研究合宿

これらの合宿は、その名のとおり、土日祝日に開催されるため、1泊2日か2泊3日で開催されます。

日程的には重なっているものはなく、希望すれば全ての合宿に参加できる形になっています。

合宿の費用

合宿の通年スケジュール告知がされましたが費用は公表されていません。(直前にならないとわかりません)
昨今の燃料費の高騰に合わせて(言い方悪いですが)少しでも合宿費用を高く取ろうというenaの思惑が透けて見えてきます。

ただ1つ言えることは、これまでの実績を踏まえても、1カ月の授業料をゆうに超えてくる価格設定になっています。

<過去の合宿費用(参考)>

合宿種別費用備考
超長期合宿(夏期合宿:22泊)※569,360円(税込み)25年度 都立必勝合宿
長期合宿(正月合宿:3泊4日)※364,320円(税込み)25年度 都私立正月合宿
週末合宿(1泊2日コース)36,300円(税込み)25年度 記述力強化合宿
週末合宿(2泊3日コース)66,550円(税込み)25年度 秋期自然体験合宿

※夏期合宿および正月合宿は、合宿以外に夏期講習費用、冬期講習費用が含まれています。

まとめ:合宿で他塾との差別化を行うena、合宿全て参加したらどの塾より高額コースになる見込み

ここまで説明してきたとおり、超長期合宿と長期合宿は、中学受験ラストスパートの小6をターゲットにしたものです。

小6でこの合宿を全て受けたらいくらになるのでしょうか。。ざっと計算したところ200万円の大台に乗ってくる価格感になってきます。(通常授業料が通期で約70-80万円、超長期合宿&講習で約100万円、そして日曜特訓で約35万円)

また今回のタイミングで新たに打ち出されたのは週末合宿です。

こちらは、小4、5が対象になります。enaのビジネス戦略としては、私立中受験も視野に入れることで早期からの受験対策が必要という流れを作り出し、小4からの課金額を増やしていくものと思われます。

22泊合宿の舞台裏の記事でも書きましたが、進学塾enaの経営陣は、こういったビジネス判断は早いし、力強さを感じます。

一方で、そういった早い決断と改革のスピードに現場がついてこれてなく、要所要所での粗が目立つと言わざるを得ない状況かなと思います。

例えば、この週末合宿は、本科生は土曜に通常授業があるので、ほとんどの場合、その授業を休んでの参加になります。授業を休んだ分の振替もないため、授業料の二重払いになります。

こういった制度面をもう少し工夫してもらえれば、長期合宿参加前に試しに週末合宿に参加してみようかと思う本科生も出てくるかもしれませんが、現時点では二重払いをしてでも行きたいと思う本科生はほぼいないのではないでしょうか。

うちは現在小4なので、この二重払いをしてまで週末合宿に参加する意義を見出せてません。

また小6の合宿についても、現時点では消費者として価格を上回る価値を見出せていないので、参加のイメージはありませんが、今後の動向を引き続き、見守っていこうと思います。

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ゴジパパ
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毎朝5時起き 教育パパ
いたって普通の公立小学校に通う子どもと一緒に都立中高一貫校進学を目指している、受験戦争未経験のパパ(毎朝5時起き)です。 受験弱者でも受験成功を勝ち取るために知恵を絞りながら日々の努力を積み重ねる叩き上げスタイルを目指します。 中学受験に向けて頑張っている同志の方の共感いただけることをささやかに目指してながら執筆しています。
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