中学受験目指す子の学習習慣の身に付け方 パート3(小学3年生)
本日も学習習慣について書いていきたいと思います。
最近の中学受験では都立中のような適正テストを採用している学校も増えてきており、長文読解力、作文力も大事になってきているかと思います。
一般的には長文読解、作文は5、6年生ごろから対策を行う塾が多いと思いますが、それまでに長文慣れやたくさんの言葉を知っていたほうがよいのは言うまでもありません。そのために必要なことは、単純に「たくさんの本を読む」ことです。
ただ、これまで本をほとんど読んでこなかった子が中学受験を決めたその日から急に本を読む習慣をつけるのも難しいとも思います。
当然の話ではありますが、本を読むことも段階があります。(ステップアップというより、読書の方法を増やしていくイメージです)
- 読み聞かせで本に慣れさせる
- 簡単な本をひとりで読み(もしくは音読で誰かに聞かせ)
- 徐々に難しくしていく(黙読)
これらを実践するためには、外部環境(外堀うめること)が大切です。うちでは以下の環境づくりをしています。
図書館アレルギーをなくす
本来、本は知的欲求を満たしてくれるものなので、大量の本を目の前にしたら、ほとんどの子がワクワクするはずです。ただ現代は読書以外のメディアがたくさんあるので、読書=つまらない という風にとらえている子もいるかと思います。そのような子は図書館に行く頻度が低くなり、結果読書から遠ざかってしまいます。
これを改善するためには、毎週、図書館へ行き、普段の遊び場の1つになるように仕向けましょう。
最終的(高学年時)には、ひとりで図書館へ行って好きな本を借りてくる、を目指しましょう。
毎日読書する時間をつくる(親も一緒に)
毎日、宿題をする時間があるように、読書の時間もつくりましょう。各々好きな本を読んでもよいし、読み聞かせしてもよいと思います。
うちでは寝る前30分は読書タイムにしています。最近は子ども年次より少し上の年次向けの本を読み聞かせしています。本人がその続きが読みたいと思ったらラッキーです。
また読みたいと思える本が近くにあることが望ましいので、図書館で大量に本を借りておき、家でも大量の本に囲まれている状態をつくっています。
以上2つは、実際、低学年から習慣づけしておいたほうが後が楽になりますが、何かを始めることに遅いということはありませんので、気になった方は是非お試しください。
最後に読書習慣に関するおススメ本です。(幼少期~10歳までをターゲットとしていますが参考になる部分あるかと思い、ご紹介です)