日能研主催の模試(全国小学生テスト:25年3月)

大手塾では年間通じて定期的に模試を実施しています。

25年2月に日能研主催の模試「全国小学生テスト」が行われました。
試験の内容
日能研は中学受験の大手4大進学塾のひとつになります。その日能研が主催する無料の模試です。テスト時期は3月、6月の2回となっており日能研への入塾テストも兼ねています。なお12月に類似の模試(学ぶチカラテスト)もあります。
小学4年生から4科になりますが、新小学4年時点の3月度の試験は2科(算数・国語)各単元40分でした。
出題される問題は、文章題や会話問題が比較的多く単純な知識問題はほぼありません。また難易度は標準レベル(四谷大塚・早稲アカ主催の模試よりもやや低め)の印象です。とはいえ簡単ということではなく対象学年の知識と応用力がないと上位得点は難しいかもしれません。
受験者数
今回の受験者は2735人でした。全国小学生テストという名称だけあって新小4でありながらも受験者数は多いです。ena主催の模試「enaオープン」(2025年2月実施)は300-400名でした。

結果レポート
結果レポートはWebサイトでの公開となります。(紙レポートはありません)
日能研のテストは答案用紙をスキャンして画像判定で正誤確認をしているため、この結果レポートが試験翌日には公開されます。
個人成績
各科目にいける自身の得点、平均点、自身の偏差値と順位が記載されます。また順位は全体と男女別が記載されます。
設問ごとの正答率
各設問ごとの自身の正誤と、受験生全体の正答率が記載されます。
アンサーガイド
各設問の解答解説が記載されています。また全受験生の中での模範解答(仲間の解答)が記載されます。
まとめ:日能研の指導方針が詰まったテスト、全受験生の中での現在地を知るためには有用
結果レポートからもわかるとおり、全国小学生テストは全受験生の中での現在地を知ることを目的とした模試です。(いわゆる志望校判定の模試ではありません)
日能研は考えさせることを大事にしている塾です。日能研の講師の方も言っていましたが中学受験対策に特化するのではなく学力のベースとなる思考力を養うことを指導方針にしています。全国小学生テストもそれを反映している内容になっています。
- 中学受験で出題される公式・法則を知らないと解けない設問は出題が少なく、作文を含め自分の考えを文章を記述する設問が多い
- 試験が終わった後、一度答案を回収しその後10分の解きなおしの時間がある。(これは粘り強く考え抜くチカラを向上させる目的とのことです)
- 自身の答案をその日に持って帰れる。(その日のうちにテストの振り返りをすることを推奨している)
したがい模試を受験し偏差値を知って終わり。ではなく、模試を受験した直後に自身の答案に関して振り返りする、解きなおし時間で答案を修正した設問が正解になったかを確認することを通じて、諦めないで考え抜くチカラを養う機会にしてもらうことが、全国小学生テストの真の目的となっています。
なお、受験者数も比較的多い模試なので、全受験生の中での現在地を知ることも十分にできるテストになっています。
