大手塾で主催している無料模試の特徴を解説

模試は年間を通じて毎月どこかの塾が主催する試験が実施されている状況です。

各模試は主催の塾の指導方針を反映したものになっています。本日は各模試の大まかな特徴について触れたいと思います。
各模試の特徴
全国統一小学生テスト【主催:四谷大塚】
良質な教材を作る四谷大塚が主催する模試。略して「全統小」年2回開催。無料で受験できる模試のなかではトップクラスの難易度(幅広い出題で受験者のなかで正答率にばらつきが出る)です。また模試の知名度も高く、他の模試と比べても受験者数が多い印象です。
早稲アカチャレンジ【主催:早稲田アカデミー】
早稲田アカデミーは、年3回模試を主催しています。いずれも名称が異なりますが、出題内容・難易度は各回さほど差はありません。同塾は私立難関校をターゲットにしているため、出題内容は私立中受験に必要となる知識や解法を問う問題が出てきます。したがい私立中受験用の学習をしている子と、していない子で得点に差が出ます。
全国テスト【主催:日能研】
最近は同塾の人気が下がってきている?のか、全国テストという名称の割に受験者数は少なめの印象です。また私立中受験での詰め込み教育ではなく考える力を養うというのを指導方針としているため、全統小や早稲アカチャレンジと比べると思考力や記述表現力を問う問題が出ているようにも思えます。ただ日能研も私立中受験をターゲットとしているため、私立中受験に必要となる知識や解法を知っているか否かで得点差が出てくる印象です。
enaオープン【主催:ena】
enaは都立中受験をターゲットとしている塾であるため模試も都立中の試験(適性検査)をベースとしています。したがい私立中受験を考えているご家庭から見ると出題範囲が狭いことから受験者数が少ない(各回ばらつきが出る)特徴があります。
一方で都立中受験を考えているご家庭としては、適性検査型の試験でどの程度得点できるか?都立中受験をベースに考えている子どもたちの中での偏差値がどのあたりなのか?を知れる試験でもあります。

3~4年生では選り好みせずにどんどん受ける
テスト結果として信頼性が一番高いのは全国統一小学生テストだと思います。理由は出題範囲が広く且つ受験者数が多いため偏差値が正しい分布で出やすいことにあります。
都立中受験を中心に考えていたとしても、私立中志望の子も併願として都立中を受験することもあるため、全体のなかでの偏差値を把握しておくことは意味あることだと思います。
ただ注意しないとならないのは、この模試は偏差値があがりにくいため、その結果を真に受けすぎるとちょっとがんばれば届くような志望校であっても模試の合格判定としては合格基準に届かず志望校を諦めてしまうという思考になりかねないということです。
したがい、いくつかの模試を受けて、総合的な偏差値・真の実力値の基準を持っておくことが大事です。
うちは都立中をベースに考えていますが、全国統一小学生テストなどで私立中受験を考えている子たちを含めた偏差値も確認しつつ、都立中受験(適性検査)をベースとしたena主催の模試も受け、都立中を志望している受験生のなかでの偏差値・真の実力値も把握しておくようにしています。
