要領のよさはジブン時間獲得へのモチベーションから作られる

中学受験へのチャレンジは小学3~4年生から始める子が多いと思います。うちも小学3年生からスタートしました。
色々と一人でできることが増えてくる時期でもある小学3年生。中学受験をしない子たちは遊んでいるのを横目に学校から帰ってきてから宿題をやり、ほとんど休み時間なく塾や習い事にいく。これを4年間継続するのはやはり大変です。
先日の記事でも書きましたが「脳が働いてない時間をどれだけなくせるか」が大事ですが、それを勉強だけに費やすのは子どもも疲れてしまう。ただ毎日の家庭学習時間は確保しないと…。という悩みに苛まれます。

一般的に学習を継続するためには「報酬」が必要と言います。また「報酬」は金銭的なものはNGとされます。
じゃあ何がよいか?というと、本質的には「学習して知識が得られること」です。なんとまあ崇高な意見ですw 小学生の段階でこのように感じられる子は非常に幸運で将来有望コースです。こういった子は塾での勉強など必要なく家庭学習で中学受験成功できる素養があると思います。
大体の子どもたちは、そう思わないのが大多数だと思うので別の「報酬」が必要です。では次の(現実的な)候補は何か?というと「自由な時間が得られること」です。
具体的には1日の学習量を決めておき、それを早く終わらせることで残りの時間は自由時間にするということです。SAPIXに通っている地頭のよい子は要領よく宿題をこなし、自分の時間を作って好きなことをしていると聞きますので、このやり方は現実的な方法だと思います。
このSAPIXメソッドに倣い、うちでもこの「報酬」制度を組み入れています。ただこれも「報酬」をもらうことが常態化すると「報酬」がもらえないときがあると気持ちが不安定になることがあるため、学習量は詰め込みすぎないことや「報酬」を与えすぎない等のバランスが大事です。あとは「報酬」と意識させないことです。
うちでは「報酬」(自由時間)は与えるが過度にせずに、自由時間が多くある場合は、別のやることを作り出すようにしています。
