中学受験、はじめての塾選び
中学受験を考えているご家庭のお子様のほとんどは塾に通っている(または通うことを考えている)でしょう。
うち(小学3年生)も塾に通っていますが、塾選び迷いますよね。既に塾に通っている現在でも、どこかのタイミングで塾変更するか、このまま今の塾で継続するか、常に考えている状況です。
そんな悩ましい塾選びですが、結論から言うと「子どもとの相性で決める」ことがベストな気がします。
塾選びで初めに考えておくこと(大手4大進学塾か、それ以外か)
大手4大進学塾と言われる「SAPIX」「早稲田アカデミー」「日能研」「四谷大塚」
有名都私立中学狙うなら必ず検討する塾です。
これらの塾は、いわゆる進学塾です。(それぞれも違いがありますが、今回は触れません)
それ以外の塾というのは、準進学塾と学習塾です。(私がこれまで調べた内容をもとに勝手に大手塾と区別して定義したものです)「栄光ゼミナール」「ena」「臨海セミナー」「スクールIE」等、非常にたくさんあります。
中学受験を考えた時点で、当たり前のようにまず進学塾を考えるわけで、単純に大手4大進学塾のいずれかを選べればよいのですが、まだまだ未成熟な部分がある小学生が通える条件が揃うかどうかが1番のポイントです。
うちで検討した条件は以下は以下となります。
大手塾は主要駅の駅前にあることがほとんど。住んでいる場所の近くにない場合は、電車で通うか、親が車で送るか、いずれかの選択肢になります。小学3年生の段階から夕夜の時間電車で通うことは難しいところが多いので、車で送っている家庭が多い印象です。ただそれも、限られた人がとれる選択肢だと思います。
大手塾は集団授業であることが多いです。集団なので当たり前ですが、ついていける子(成績上位者)と、ついていけない子(成績下位者)に分かれてきます。そういった中で嫌でも競争意識が芽生えます。また講師も一人ひとり面倒みれないので、わからない部分を率先して質問にいけるような子じゃないと、どんどん置いて行かれる可能性があります。良い言い方をすれば自立心が育つ環境とも言えます。
大手塾は講師がプロ(職業が塾講師)であることがほとんどです。一方、準進学塾・学習塾等はアルバイト(大学生)であることが多いです。アルバイトの方でも、しっかりやってくれる方はいますが、相対的にプロ講師の方がクオリティが良いことが多いです。大手塾のハイレベルクラスに入れれば、人気のプロ講師の授業を受けられます。逆を言えば、大手塾でも標準クラスだと講師の当たりはずれも出てきます。
「自宅の近場にあり」「集団授業でも良く」「講師がプロじゃないと嫌」ということなら、迷わず大手塾を選択することになると思います。
最終判断は「子どもと塾との相性」
上記の条件を加味しながら、ターゲットの塾を絞り込んだら、最終的には、授業の雰囲気、時間割を踏まえた通塾にかかる時間、等を総合して、子ども本人が通い続けられるかどうかを判断します。
授業の雰囲気をつかむために、どこの塾でも体験授業を開催しており、体験授業を受けて決めましょう、というのが一般的ですが、大手塾に関しては、どこの塾も体験授業は看板講師を出して授業をおもしろくする工夫をしています。
わずか1回の体験授業が楽しかったから。といって入塾しても、入塾後のクラス分けの結果、その看板講師による授業が受けれない可能性もあるため、体験授業のときの子どもの楽しかった、という意見だけで決めずに、子どもの性格等を踏まえた親の判断も入れて、決めるのがベストかと思います。
うちは近場の準進学塾(ena)で始めました
うちでは上述の観点で検討した結果、近場の準進学塾(ena)で始めました。
決断のポイントは以下になります。
- 家から数分の場所にあるため、移動時間にとられる時間がほぼない
- 都立中学受験を軸に考えていた
- 小学3年生は教材費のみで授業料が無料だったため、1年間はお試しできた
新小学3年生(小学2年の2月)から通い始めて、約1年が経過しており、次をどうするかを検討しているところですが、小学校終わってからの塾への移動時間がほぼないこと(時間に余裕が持てること)が、子どもにとってもよいらしく、継続の可能性が高いかなと考えています。
ご参考になれば幸いです。